クリスマス相場と聞くと、クリスマスの12月25日あたりを想像しますが、そこだけではありません。サンクス・ギヴィング・デーから、お正月明けの第1週までのことを言います。

このシーズンはしっかり儲けた人はバカンスにはいるので、市場参加者が少なくなり、値が飛びやすくなります。したがって、一般的にスプレッドが開きやすくなります。

想定外の値動き、激しい値動きがおこりやすいことから、このクリスマス相場の時期は相場を休むべきだといわれています。

市場参加者が少ないマーケットで、値が飛びやすい状況のことを指す。
市場の値動きが不規則で、急に、あっちに行ったり、こっちに来たり、といった状況のことをいいます。
英語では「Choppy」といい、「(風が)絶えず不規則に変化する」、という意味です。

ピボットレートとは、外国為替相場における、基準となる相場のことを指します。

ピボットの概念は前日の為替変動で売り圧力・買い圧力の強さを表そうとするものです。

「支持線」と「抵抗線」などでレンジを設定し、

翌日の値段がかなりの確率でその範囲内に収まるであろうという考えのもと、機械的に売り買いや損切りのポイントとして使用されるなど、取引の指標として使われます。

<ピボット計算方法>

H=高値、L=安値、C=終値、P=ピボット とすると、

P=(H+L+C)÷3

HBOP(ハイブレイクアウトポイント)=2P-2L+H
R2(上値抵抗2)=P+H-L
R1(上値抵抗1)=2P-L
S1(下値支持1)=2P-H
S2(下値支持2)=P-H+L
LBOP(ローブレイクアウトポイント) =2P-2H+L

一般的な売買の目安としては、

S1やS2まで価格が接近したら買い、R1やR2に価格が接近したら売りとなります。

LBOPとHBOPはロスカットの目安となります。

価格がLBOPを下抜けたら買いポジションをロスカット、価格がHBOPを上抜けたら売りポジションをロスカットします。

MT4

MT4とは「MetaTrader 4」(メタトレーダー4)の略称です。

 

FXを知らず、ブログだけを知っている人は、「MovableType4.0」と思いがちです。

実際、このサイトも左下に「MT4」とロゴがあります。これはブログシステムの「MovableType4.0」ですが、

FXの世界では「メタトレーダー4」を指します。

 

このMT4は、無料の為替ソフトであり、チャート表示はもちろん自動売買までやってしまう高性能トレーディングプラットフォームです。

MT4を利用したシステムトレード商品も多く出回っています。

このMT4は、プログラムを組んで独自のテクニカル指標を表示させたり、自動売買のプログラムを組んでバックテストをさせることもできます。

 

自分独自のプログラムを組んで、成績がよければ売れるかも・・・

いろんな意味で夢のある便利なツールといえるでしょう。
 

取引をした2通貨の金利差のことです。

例えば、米ドル/円でみると、米ドルの方が円よりも金利が高いので、米ドルの買いポジションを持って、取引の決済が翌日以降に持ち越される(ロールオーバーする)と、金利差分を受け取ることが出来ます。

逆に、米ドルの売りポジションでロールオーバーすると、逆に金利差分を差し引かれることになります。

これは、週末をまたいで持ち越した場合は土日分のスワップも加算されます。

 

スワップ目的で米ドルを持ち続けている方もいますが、

円高の局面でも円安に戻るまで待てるだけの気長さと含み損で強制決済されないための財力も必要となります。

 

また、デイトレードなど超短期決済を主とする取引であっても、スワップを支払うことになりかねない「売り」に抵抗がある方も多いようです。

 

スワップでどれくらい損益があるかは、FX業者で異なります。

レバレッジやスプレッドで差別化を図るFX業者がいるように、スワップポイントを売りにしているFX業者もいます。

EA

EAとは、Expert Advisor(エクスパート・アドバイザー)の略語で、

これは、MetaTrader/MT4(メタトレーダー:為替の証拠金取引を行うために用いるクライアントソフト)上で動く、自動売買システムのことです。

 

プログラム言語はMetaQuotes Language(MQL)で、C言語に似ており、

初心者でも比較的簡単に習得できるとのことです。

EA はトレードの機会をメール通知したり、注文を自動的に実行します。

MetaQuotes Language(MQL)により、カスタムインジケーターの作成や、バックテストを行うことも可能です。

パーフェクトオーダーとは、トレンドを見極めるテクニカル指標の一つで、

10EMA・20EMA・50EMA・100EMA・200EMAの一連の移動平均線が順序通りきれいにならんだ状況をいいます。

上昇トレンドの時は下の例のようになります。

 

po.JPG上昇トレンドの場合、上のチャートの例のように、10EMA・20EMA・50EMA・100EMA・200EMAの一連の移動平均線が順序通りきれいにならんだ状況のことになります。

トレンドを見極めるのに非常に強力な指標となるといわれており、この状態になったらエントリーし、この状態が崩れたらクローズするという手法もあります。

いくつものペア指標のパーフェクトオーダーを監視するソフトウエアもあります。

 

 

レバレッジとは直訳すると leverage てこの作用 です。

 

「てこ」という言葉自体、日常でほとんど使う言葉ではありませんが、

「少ない力で重い物を動かす仕組み」です。

 

FXでは、通貨を売買するわけですが、売買単位はパンパじゃないです。

ドルを買う場合、そのときの為替相場の円、例えば110.00円だからといって、

  100円玉×1枚、10円玉×1枚 で最低限の取引ができるわけではありません。

 

売買単位は多くの場合「1万ドル」です。

つまり、110.00円×1万=1,100,000円です。100万円超えるんです。

でも、100万円を自由に使える人なんて一般庶民に多くはいません。

 

そこででてくるのばレバレッジです。

例えば、レバレッジが10倍だとすれば、11万円の証拠金があれば取引できることになります。

レバレッジが100倍なら1万円の証拠金で取引できます。

 

レバレッジが高くなるほど、少ない資金で取引でき、大きく儲けるチャンスがありますが、同様に大きく損する機会も多いことになります。

 

また、「証拠金」とは、取引するために最低限キープしなければいけない金額です。

実際の取引では証拠金+為替変動に耐えうるだけの金額 が必要になります。

為替の変動の例をあげると、レバレッジ100倍なら 1銭変動すると、100円、1円変動すると1万円動きます。

ドル買いで利益が出るのを待っているうちに、予想と反対に相場が動いたとき、含み損が証拠金まで食ってしまうと、強制決済されることになってきます。

ロスカットルールの確立が最も大切ですが、為替変動による含み損にあるていど耐えうるだけの資金の用意も必要です。

途転売買(ど転売買)とは、例えばそれまで買いのポジションを持っていたのを決済すると同時に、売りのポジションを新たに建てるというものです。


相場の流れに乗って、上昇、下降トレンドの切り替わりの際、

例えば上昇トレンドから下降トレンドに切り替わるときに、

買いポジションを決済し、すぐさま売りポジションを建てることがとても理想的ですが、

そんなことやりたくともなかなか出来る物ではありません。

 

それだけに、

格言でも「利食い途転は愚の骨頂」ともいわれているようです。

利食い途転というものは、自分の売買したポイントが正にピッタリ底や天井であるという確信に基づいてなければ出来る物ではありません。

自分を過信した、極めて傲慢な手法であるということであり、「自分は何でも知っている」こう思ったら人間はおしまい。謙虚な姿勢が大事である。

・・・ということのようです。

実際によくあるのは、

買いのポジションを入れたものの、値が下がり、買いポジションを決済し、新たに売りポジションを建てる、

という場面ではないかと思います。

 

それだけに、途転売買(ど転売買)が実際に出てくることは、あまり良い状況ではないと思われます。

「両建て」とは同じ通貨ペアで売りポジション、買いポジション両方を同時に持つことです。

 

通常、利益を出すためには、売りか買い、どちらか一方のポジションだけを持ち、為替変動により決済することで利益が確定します。

望む方向に動く分には、利益が生まれて良いのですが、反対方向に動いた場合、損失が拡大することにもなります。

 

FXの基本は「損は少なく、利益は大きく」であることを考えると、

両建ては「損を少なくとどめる」という考えに基づいた方法といえます。

 

つまり、両建てしている、売りポジション、買いポジション両方持っているということは、

相場がどちらに動いても、損益がさしひきで変わらないので、利益を生まない変わりに損失も拡大しません。

 

両建てポジションを持っている間に、相場のどちらかへの強い動きを確認し、その動きで利益が出る方だけを残し、一方を決済してしまう、という方法もあります。

「WAT戦術」といわれる手法はこれとかぶっています。

 

ただ、両建てが推奨されない理由もあります。

決済せずに翌日へ持ち越した場合、「スワップポイント」という利息のような物が発生しますが、

米ドルの場合でいうと、買いポジションの場合は利息分儲けがあり、売りポジションは利息分損になります。

この、「利息の儲け」、「利息の損」の金額は、損の方が大きいことから、両建てポジションを放置しておくと、確実に損が広がります。

また、両建てに一定の制約があるFX業者もあるようです。

 

両建てする場合は計画的に利用しましょう。